1. 部分積分の公式
まず、微分の公式:
両辺を積分すると:
左辺は:
よって:
これを整理すると👇
∫udv=uv−∫vdu
2. 例題(超重要:途中式フル解説)
問題
Step1:定数を外に出す
Step2:部分積分の準備
Step3:それぞれ計算
ここを丁寧に:∫e−λtdt
置換 x=−λt とすると:=−λ1e−λt
Step4:公式に代入
Step5:整理
Step6:残りの積分
∫e−λtdt=−λ1e−λt
代入:=−λte−λt−λ21e−λt
Step7:定積分に戻す
元の式:λ∫0∞te−λtdt
なので:=λ[−λte−λt−λ21e−λt]0∞
Step8:λを分配
=[−te−λt−λ1e−λt]0∞
Step9:極限の評価(最重要)
上端 t→∞t \to \inftyt→∞
te−λt→0,e−λt→0
👉 全体 → 0
下端 t=0t = 0t=0
−0⋅1−λ1⋅1=−λ1
Step10:差をとる
(上端)−(下端)=0−(−λ1)=λ1
✔ 最終結果
∫0∞tλe−λtdt=λ1
3. 応用:2回部分積分(分散計算)
問題
∫0∞t2λe−λtdt
Step1
=λ∫0∞t2e−λtdt
Step2(1回目)
u=t2,dv=e−λtdt =−λt2e−λt+λ2∫te−λtdt
Step3(2回目)
さっきの結果を使う:∫te−λtdt=−λte−λt−λ21e−λt
Step4:代入
=−λt2e−λt+λ2(−λte−λt−λ21e−λt)
Step5:整理
=−λt2e−λt−λ22te−λt−λ32e−λt
Step6:定積分評価
境界項はすべて0になるので:=λ22
4. 重要ポイントまとめ
✔ 技術面
- λは最初に外に出す
- 指数は積分すると形が保たれる
- 多項式は微分で消える
✔ 極限処理
tne−λt→0
👉 試験では「前提知識」
✔ 思考の本質
「減らしたいもの(多項式)を u にする」
まとめ
部分積分は:
特に統計では:
期待値・分散の計算そのもの
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