基本情報技術者試験に挑戦しようと思ったとき、最初に感じるのがこれです。
「範囲、広すぎない?」
その通りです。
FEは“ITエンジニアの基礎力を網羅する試験”です。
しかし、全体像と出題比率を把握すれば、戦略は明確になります。
この記事では、
- 科目Aの試験内容
- 科目Aの分野別出題率
- 科目Bの試験内容
- 出題傾向と攻略法
を体系的に整理します。
試験全体構成(CBT方式)
| 科目 | 試験時間 | 問題数 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 科目A | 90分 | 60問 | 知識問題(広範囲) |
| 科目B | 100分 | 20問 | アルゴリズム中心の実践問題 |
※それぞれ1000点満点中600点以上で合格
科目Aとは?(知識を問う試験)
科目Aは、IT全般の基礎知識を問う試験です。
出題範囲は大きく3系統に分かれます。
■ 科目Aの分野別出題率
| 大分類 | 小分類 | 出題率目安 | 問題数目安(60問中) |
|---|---|---|---|
| テクノロジ系 | 基礎理論 | 約10% | 6問 |
| コンピュータシステム | 約10% | 6問 | |
| 技術要素(OS・DB・NW・セキュリティ) | 約30% | 18問 | |
| マネジメント系 | プロジェクト・サービス管理 | 約20% | 12問 |
| ストラテジ系 | 経営戦略・法務・会計 | 約30% | 18問 |
👉 テクノロジ系が全体の約50%を占める最重要分野
① テクノロジ系(約50%)
最も得点源になる分野です。
▼ 基礎理論(約10%)
- 2進数
- 論理演算
- 情報量(エントロピー)
- 計算量(O記法)
- 確率基礎
- データ構造
- アルゴリズム
- プログラミング
▶ 計算問題が頻出
▼ コンピュータシステム(約10%)
- CPU構造
- キャッシュメモリ
- RAID
- 仮想化
- 性能計算
▶ ハードウェア理解+計算問題
▼ 技術要素(約30%)
| 分野 | 出題頻度 |
|---|---|
| ネットワーク | 非常に高い |
| データベース | 非常に高い |
| セキュリティ | 毎回出題 |
| OS | 安定出題 |
▶ FEの最重要ゾーン
② マネジメント系(約20%)
ITプロジェクトや運用管理に関する分野。
- WBS
- アローダイアグラム
- EVM
- SLA
- ITIL
▶ 用語理解中心、暗記で対応可能
③ ストラテジ系(約30%)
経営・法律・会計分野。
- SWOT
- PPM
- 5 Forces
- 著作権
- 労働関連法規
- 損益分岐点
▶ 法務と会計は頻出
科目Aの攻略ポイント
✔ テクノロジ系を得点源にする
✔ ストラテジ系は過去問暗記
✔ 計算問題は必ず対策
科目Bとは?(実践力試験)
科目Bは「読む力」と「考える力」が問われます。
■ 科目Bの出題構成
| 分野 | 出題割合 | 内容 |
|---|---|---|
| アルゴリズム | 約60% | 探索、ソート、再帰 |
| セキュリティ | 約20% | 認証、暗号、アクセス制御 |
| データ構造 | 約20% | スタック、キュー、木 |
アルゴリズムで問われる内容
- 配列操作
- ループ処理
- 条件分岐
- 再帰処理
- 疑似言語の読解
▶ トレース練習が必須
科目B攻略のコツ
✔ 擬似コードを読む練習
✔ 手で追いながら解く
✔ アルゴリズムに時間を割く
まとめ
基本情報技術者試験は、
「広く問う科目A」+「深く問う科目B」
の構成です。
戦略的まとめ
| 科目 | 勉強スタイル |
|---|---|
| 科目A | 過去問回転で広く得点 |
| 科目B | アルゴリズムを深く理解 |
最後に
範囲が広い=難しい、ではありません。
✔ 出題率を知る
✔ 優先順位を決める
✔ 過去問で仕上げる
これが最短ルートです。

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