-ネットワーク基礎-ネットワーク層(L3)【ネスペ・CCNA】

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🌐 ネットワーク層の主要な要素

ネットワーク層は、IP(Internet Protocol)を主軸とし、IPアドレスによるノードの識別、ICMPによる制御・エラー通知、そしてルータールーティングテーブルによる最適な**経路制御(ルーティング)**を担います。

重要ポイント

  • IP
  • ICMP
  • ルーティング

1. IP (Internet Protocol)

  • 役割: パケット配送、経路制御、フラグメント化。
  • エンドツーエンド通信: パケットが送信元(端)から最終の宛先(端)まで届けられること。
  • ベストエフォート: パケット送信のために最大限努力はするが、通信の確実性(到達保証や順序保証)はしないこと。

IPヘッダの構成(IPv4)

項目名意味ビット数
バージョンIPv4なら4、IPv6なら64bit
ヘッダ長IPヘッダの長さ4bit
サービスタイプ(ToS)優先度指定8bit
パケット長パケット全体の長さ(ヘッダ+データ)16bit
識別子分割されたパケットを識別16bit
フラグ分割の有無を指定3bit
フラグメントオフセット分割パケットの順序を示す13bit
TTL(Time To Live)パケットの寿命(ルータ通過ごとに1減る)8bit
プロトコル上位層(TCP=6, UDP=17など)8bit
チェックサムヘッダエラー検出用16bit
送信元IPアドレス送信元の識別32bit
宛先IPアドレス宛先の識別32bit
  • IPヘッダの最小サイズ: オプションを含まない場合、上記12種類のフィールドの合計は $4 \times 5 = 20$ バイト(ヘッダ長フィールドの値が5のため)。

IPv6

項目IPv4IPv6
アドレス長32ビット128ビット
アドレス数約 $4.3 \times 10^9$ 個(43億個)約 $3.4 \times 10^{38}$ 個
表記法8ビット(1オクテッド)毎に区切った10進数表記16ビット毎に区切った16進数表記

はい、ネットワーク層に関するブログの構成案に基づいた内容ですね。いくつか記載が抜けている箇所や、より詳細な説明が必要な箇所について追記し、情報を整理します。

🌐 ネットワーク層の主要な要素

ネットワーク層は、IP(Internet Protocol)を主軸とし、IPアドレスによるノードの識別、ICMPによる制御・エラー通知、そしてルータールーティングテーブルによる最適な**経路制御(ルーティング)**を担います。


1. IP (Internet Protocol)

  • 役割: パケット配送、経路制御、フラグメント化。
  • エンドツーエンド通信: パケットが送信元(端)から最終の宛先(端)まで届けられること。
  • ベストエフォート: パケット送信のために最大限努力はするが、通信の確実性(到達保証や順序保証)はしないこと。

IPヘッダの構成(IPv4)

名称意味ビット数追記/詳細
バージョンIPv4 (4)IPv6 (6) かを示す。4ビット
ヘッダ長IPヘッダ全体の長さ(32ビットワード単位)。4ビット最小は5(20バイト)。
サービスタイプ (TOS)パケットの優先度や品質を指定する。8ビットDiffServではDSCP (6ビット)として使用。
パケット長パケット全体の長さ(ヘッダ+データ)をバイトで示す。16ビット最大 $2^{16} – 1 = 65,535$ バイト。
識別子フラグメント化されたデータが元は同じパケットであることを示すための番号。16ビット
フラグデータの分割(フラグメント化)を許可するか、これ以上分割されたものかを示す。3ビットDon’t Fragment (DF), More Fragment (MF) など。
フラグメントオフセット分割されたデータが元のパケットのどの位置にあるかを示す。13ビット8バイト単位での相対位置。
生存時間 (TTL)パケットが経由できるルーターの最大数(ホップ数)。ルーターを経由するたびに1ずつ減らされ、0になるとパケットは破棄される。ルーティングループを防ぐ。8ビット
プロトコルIPヘッダの次に来るトランスポート層のプロトコルを識別する番号(例:TCPは6、UDPは17、ICMPは1)。8ビット
チェックサムヘッダ部のエラーを検査する値。16ビットデータ部ではなくヘッダ部のみが対象。
送信元IPアドレス送信元のIPアドレス。32ビット4バイト
宛先IPアドレス送信先のIPアドレス。32ビット4バイト
オプションセキュリティなどの追加情報(可変長、必須ではない)。可変
  • IPヘッダの最小サイズ: オプションを含まない場合、上記12種類のフィールドの合計は $4 \times 5 = 20$ バイト(ヘッダ長フィールドの値が5のため)。

2. ICMP (Internet Control Message Protocol)

  • 役割: ネットワーク間の疎通確認やエラー通知を行う。

ICMPメッセージの構成

フィールド意味ビット数
タイプメッセージの種類(例:エコー要求は8)。8ビット
コードメッセージの詳細(例:到達不能の具体的な理由)。8ビット
チェックサムメッセージ全体のエラー検査。16ビット
データ(オプション)タイプとコードに応じた情報(例:エコー要求のデータ、元のIPヘッダなど)。可変

ICMPメッセージのタイプ例

  • 0: エコー応答 (Echo Reply)
  • 3: 到達不可 (Destination Unreachable)
  • 8: エコー要求 (Echo Request)
  • 11: 時間経過 (Time Exceeded)
  • 疎通確認コマンド: ping [宛先IPアドレス]

ICMPv6

  • 役割: エラー通知と情報伝達(特に近隣ノードとの情報交換)。
  • 近隣探索プロトコル (NDP): IPv6特有のプロトコルで、主にアドレス自動設定と**レイヤ2アドレス解決(ARPに相当)**を行う。
    • アドレス自動設定(SLAAC): ルーターから受け取ったプレフィックス自身のMACアドレスからインターフェースIDを作成し、グローバルユニキャストアドレスを自動設定する(ステートレス)。
    • レイヤ2アドレス解決: **NS(近隣要請)NA(近隣広告)**メッセージを用いて、IPアドレスとMACアドレスの対応(ARPの役割)を解決する。

3. IPアドレス(IPv4)

  • 役割: ネットワーク層において、各ノード(機器)を論理的に識別するための住所。
  • 構成: 32ビットで、ネットワーク部(所属するネットワーク)とホスト部(ネットワーク内のノード)で構成される。

アドレスクラス(クラスフルアドレス)

ネットワーク部とホスト部を固定的に区切る方法。

クラスネットワーク部ホスト部第1オクテッドの範囲特徴
A8ビット24ビット1〜126大規模ネットワーク
B16ビット16ビット128〜191中規模ネットワーク
C24ビット8ビット192〜223小規模ネットワーク
D224〜239マルチキャストアドレス
E240〜255予約されたアドレス

ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス

  • ネットワークアドレス: ホスト部がすべて「0」。同一のネットワークを識別するために使用される。
  • ブロードキャストアドレス:ホスト部がすべて「1」。同一ネットワーク内のすべての宛先へパケットを送るために使用される。
    • ホストアドレスの数: $2^h – 2$ ($h$: ホスト部のビット数。ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除くため-2)

サブネット化

  • サブネット化: 1つのネットワークを複数の小さなネットワークに分割し、ブロードキャストドメインを小さくして負荷を軽減するための技術。
  • サブネット部: IPアドレスのホスト部の一部を削って、新たなネットワーク識別子として割り当てた部分。
  • サブネットの数: $2^s$ ($s$: サブネット部に割り当てられたビット数)
  • サブネットマスク: ネットワーク部(サブネット部含む)を**「1」、ホスト部を「0」**で表した32ビットの値。
  • プレフィックス表記 (CIDR): IPアドレス/ネットワーク部のビット数。
    • 例: 192.168.1.1、255.255.0.0 は192.168.0.0/16(ネットワーク部のビット数が16)

4. IPv6

項目IPv4IPv6
アドレス長32ビット128ビット
アドレス数約 $4.3 \times 10^9$ 個(43億個)約 3.4 × 10^{38} 個
表記法8ビット(1オクテッド)毎に区切った10進数表記16ビット毎に区切った16進数表記

IPv6アドレスの種類

  • ユニキャストアドレス (1対1):
    • グローバルユニキャストアドレス: インターネット上で一意。
      • 構造: グローバルルーティングプレフィックス (ISPなどから割当) + サブネットID (ユーザー側で分割) + インターフェースID (64ビット、ホスト部に相当)。
    • リンクローカルユニキャストアドレス: 同一サブネット内でのみ有効。fe80::/10で始まる。
    • ユニークローカルユニキャストアドレス: インターネットに接続しない異なるサブネット間で利用。
  • マルチキャストアドレス (1対n): 複数のノードに同時に送信。ff00::/8で始まる。ブロードキャストはこの一種。
  • エニーキャストアドレス (1対最近隣): 複数のノードに同じアドレスを設定し、そのうち最も近い(ルーティングコストが低い)1ノードに送信。

IPv4とIPv6の比較

項目IPv4IPv6
アドレス長32bit128bit
アドレス数約43億約3.4×10³⁸
表記形式10進数(例:192.168.0.1)16進数(例:2001:db8::1)
通信形式主にユニキャストユニキャスト・マルチキャスト・エニーキャスト

2. ICMP (Internet Control Message Protocol)

  • 役割: ネットワーク間の疎通確認やエラー通知を行う。

ICMPメッセージの構成

フィールド意味ビット数
タイプメッセージの種類8bit
コード詳細情報8bit
チェックサムエラーチェック16bit
データオプション情報可変長

2-3. 主なタイプ番号

タイプ名称内容
0エコー応答pingの返信
3宛先到達不可ルートが存在しない等
8エコー要求pingの送信
11時間超過TTLが0になった場合

3. IPアドレス

3-1. 役割

ネットワーク上の各機器を論理的に識別するための「住所」。
構成は次の2部からなります。

  • ネットワーク部:ネットワークを特定
  • ホスト部:ネットワーク内の機器を特定

全体は32ビット(IPv4の場合)。


3-2. アドレスクラス(クラスフル方式)

クラスネットワーク部ホスト部第1オクテット範囲用途
A8bit24bit1〜126大規模ネットワーク
B16bit16bit128〜191中規模ネットワーク
C24bit8bit192〜223小規模ネットワーク
D224〜239マルチキャスト用
E240〜255予約用

3-4. ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス

種類説明
ネットワークアドレスホスト部が全て「0」
ブロードキャストアドレスホスト部が全て「1」
リミテッドブロードキャスト同一ネットワーク内全宛先へ
ダイレクトブロードキャスト他ネットワーク宛ての全ホストへ

3-5. サブネット化

  • 目的:ネットワークを細かく分けて負荷分散・管理効率化を図る。
  • サブネット数の計算式

サブネット化

  • サブネット化: 1つのネットワークを複数の小さなネットワークに分割し、ブロードキャストドメインを小さくして負荷を軽減するための技術。
  • サブネット部: IPアドレスのホスト部の一部を削って、新たなネットワーク識別子として割り当てた部分。
  • サブネットの数: $2^s$ ($s$: サブネット部に割り当てられたビット数)
  • サブネットマスク: ネットワーク部(サブネット部含む)を**「1」、ホスト部を「0」**で表した32ビットの値。
  • プレフィックス表記 (CIDR): IPアドレス/ネットワーク部のビット数。
    • 例: 192.168.1.1、255.255.0.0 は192.168.0.0/16(ネットワーク部のビット数が16)

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